AUTO撮影じゃ勿体ない!たった6つの設定変更でRX100M5のスナップ撮影が楽しくなる!

以前、ソニー Cyber-shot DSC-RX100M5と、スマートフォンのカメラ(ソニー エクスペリア XZ SO-01J)の画質がどう違うのか?AUTOモードで画質比較をしました。
でも、折角RX100シリーズの最上級モデルであるRX100M5でAUTO撮影のみというのも勿体ないので、今回は撮影がもっと楽しくなる、6つの設定をご紹介したいと思います。
※以下の設定変更は撮影モードがAUTOだと変更できないので、絞り優先モード(A)に合わせてから設定変更してください。
目次
その1:フォーカスモード⇒DMF(ダイレクトマニュアルフォーカス)

手動によるピント合わせとオートフォーカスを組み合わせる事ができる設定です。夜の撮影でオートフォーカスでは上手くピント合わせが出来ない時に、レンズの付け根にあるコントロールリングを回してピントの微調整が出来ます。
その2:フォーカスエリア⇒フレキシブルスポット(もしくは中央)

モニター上の好きなところに測距枠を移動し、非常に小さな被写体や狭いエリアを狙ってピントを合わせる事ができる設定です。構図を決めてからピント合わせしたい方におすすめです。常に中央でピント合わせして、シャッター半押しでフォーカスロックをしながら構図を決める方は、「フォーカスエリア⇒中央」が良いですね。お好みで選べば良いかと思います。
その3:ISO感度⇒ISO AUTO(ISO125-6400)


夜の撮影でISO AUTOしかもISO6400なんて設定したら、殆どISO6400になるのではないか?と心配される方もおられるかと思いますが、安心して下さい、今回ご紹介する6つの設定変更ならば、そのような事にはなりません。(※一昔前のデジカメでしたらISO800でもざらついた写真になりましたが、今のデジカメは大分と進化したと思いますよ。ISO6400は積極的に使っても問題ないと、私は感じます。)
その4:測光モード⇒中央重点(もしくはスポット)

初期設定では「測光モード⇒マルチ」になっています。このままでしたら画面全体を測光して明るさが決定されてしまうので、夜の撮影でISO AUTOに設定(上記の設定)していると、殆どISO6400が選択されてしまいます。ですので「測光モード⇒中央重点」もしくは「測光モード⇒スポット」を選び、画面中央を測光したい場所に持っていきAEL(露出決定)してやれば、ISO6400以下での撮影が可能となります。(測光した場所によってはISO6400になります)
その5:シャッター半押しAEL⇒切

初期設定では「シャッター半押しAEL⇒オート」になっています。ピントを合わせる場所=自分が表現したい明るさではないですよね?初期設定のままですと、ピントを合わせた箇所で測光してしまうので、自分が表現したい明るさで撮影出来ない事が多くなってしまいます。「シャッター半押しAEL⇒切」に設定し、「ピント合わせ」と「明るさ合わせ」を切り離してやる必要があります。
その6:カスタムキー(撮影)⇒Cボタン⇒再押しAEL


いよいよ最後の設定です。自分の表現したい明るさを見つけて、画面中央で測光する。しかし先程の設定で「シャッター半押しAEL⇒切」にしているので、違うボタンに割り当ててやる必要があります。私がオススメするのは、背面の右下にあるC(カスタム/削除)ボタンに「再押しAEL」を割り当てる設定です。この設定は、1回ボタンを押すと露出が決定され、もう1度押すと露出決定が解除される仕組みです。「再押し」にする理由は、カメラが小さい為に、Cボタンを押し続けた状態でシャッターも半押しするのが難しいからです。注意点としては、撮影後、再度ボタンを押して露出を解除しておかないと、違うものを撮影する時に、前回の露出のままになっている事ですね。
まとめ

いかがでしたでしょうか?上記6つの設定を変更してやるだけで、上のような写真を撮る事が出来るようになります。この写真は、まず画面中央を右上のライト付近に合わせて、Cボタンを押して露出を決定し、左手前の手すりにピントを合わせてシャッター半押しでフォーカスロックして、最後に構図を決めて撮影したものです。ISO感度は125になりました。AUTO撮影よりも雰囲気があると思いませんか?次回は実際に上記の設定変更で撮影した写真をご紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
6つの設定変更、参考になります。
最後の最後までCボタンの露出変更は画面中央の上にある照明ではなく、
右上のライト付近に合わせてとありますが、この右上のライトとは四角?の照明でしょうか?
仰るように四角(構図からはみ出てますが四角です)の照明付近に露出を合わせています。
但し、一番明るい所に合わせてしまうと他が真っ暗になってしまうので、
ほんのり明るい所で合わせています。
Cボタンを1回押すだけで露出が固定されるので、構図とピント合わせに集中する事ができますよ♪
返信ありがとうございます。勉強になります。昨夜、部屋を薄暗くして同じようにやってみたのですが、ISO感度が6400になっちゃいました。DMF、フレキシブルスポット、ISO AUTOにしたのですが難しいですね。
初期設定では測光モードは「マルチ」になっていると思います。
そのままでは画面全体の明るさで露出を決めてしまうので、
測光範囲を小さくする必要があります。
測光モード⇒「中央重点」もしくは測光モード⇒「スポット」に変更されましたでしょうか?
薄暗い室内でひときわ明るい光源(電気スタンド等)を用意して頂いて、
照らされた明るい箇所で測光すればISO感度は低くなるはずです♪
もし薄暗い室内でどこを測光してもISO6400のままならば、
測光モードが「マルチ」になっている可能性があります。
一度その設定項目を確認してみてください♪
「中央重点」にはしていたのですが、対象の光源が暗かったのかもしれませんね。
明るい光源で測光すると確かにISO感度は低くなりました!
今まで白飛びしてたような写真が多かったのですが、少しづず雰囲気のある写真を撮ることができるようになりました。
たくさん撮って練習します♪
肉眼でそれなりに見える場面でも、ISO感度が高くなって思い通りの写真が撮れない事が多いかと思いますが、
この設定ですと手持ち撮影でも結構雰囲気のある写真が撮影出来るかと思います♪
カメラライフを楽しんで下さいね♪